その理由は… ビタミンCの不足かも?

犬の死亡率の第一はガン

ペット保険のアニコムの調査によれば、犬の腫瘍疾患の発症率を集計したところ、加齢とともに上昇し、7才で10.1%、10才では6頭に1頭にあたる17.5%が発症しているとのことです。
私たちの周りを見渡しても、あの子もこの子もというように、これらの数字以上にガンを患っている犬たちが多いように思います。
一方、アメリカで行われた調査によると、10才以上の死亡率の第1位はガンで、全体の約50%をしめ、全年齢の死因の25%がガンであるとしています。つまり、4頭に1頭がガンで亡くなるということになります。
また、犬のガンの治癒率は人間に比べて低く、ガン罹患犬の半分以上は治すことができず、犬がガンを克服することは容易ではありません。

犬にがんが多いのはなぜ?

犬のガンの罹患率はおそらく人間以上だと思われます。犬になぜガンが多いのか。
私たちApple Dogは仮説を立ててみました。
それは、もしかしたらビタミンCの不足ではないかというものです。

犬にビタミンCは必要ない?

犬の場合、体内でビタミンCが作られるため、ビタミンCはビタミンとして扱われず、犬にビタミンCを与える必要は無いとされてきました。
実際、AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)が制定している犬の栄養基準にはビタミンCの項目はありません。
市販されているどのドッグフード(ドライフード、缶詰などのウェットフード)も、ビタミンCの含有量を公表しておらず、ほとんどビタミンCは含まれていないものと思われます。したがってドッグフードのみでビタミンCの摂取は期待できません。(※ビタミンCの含有量を公表しているドッグフードも一部あります)
野菜や果物を日常的に与えられている犬は別にして、ほとんどの犬は自身が作り出すビタミンC以外は摂取していません。

慢性的なビタミンC不足

犬は体重1kg当り40mgのビタミンCが体内で合成されるとも、犬が合成できるビタミンCは一日最大60mg程度だともいわれますが、ビタミンCの必要量は運動量の少ない場合で小型犬なら500mg、中型犬で1500mg、大型犬で3000mgといわれ、運動量が多く活動的な犬の場合は、その2倍~3倍の量が必要といわれます。子犬や妊娠・授乳中は通常よりも多くのビタミンCを必要としています。
これらの数値をみれば、いずれにしても健康な犬たちでも慢性的なビタミンC不足といえます。

犬の体がストレスや病気にさらされている場合はさらに心配です。
ビタミンCは肝臓で合成され蓄積されますが、病気治療のため投薬の分解代謝に肝臓が働いていれば、充分な量のビタミンCが作られているかは不明です。
また、現代の社会環境の中で、犬はストレスにさらされることが多く、合成できるビタミンCの量が不足しているという指摘もあります。高齢犬の場合は、加齢と共にビタミンCの合成機能は劣ってきます。

このように、犬たちはビタミンCが不足しています。犬にガンが多いのは、ビタミンCの不足も大きく関与しているのではないでしょうか。

ビタミンCにガン予防効果

ビタミンCは体内の粘膜を丈夫にする作用があり、体の中でたんぱく質合成やコラーゲン合成に大きく関与します。コラーゲンは、真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するたんぱく質のひとつです。
ビタミンCが不足するとコラーゲンの合成が不安定となり、ちょっとした衝撃で粘膜表面が壊れて出血する壊血病が症状として現れます。コラーゲン合成が不安定になると、傷も治りにくくなります。

また、ビタミンCのコラーゲンを安定させる働きは、関節炎や股関節形成不全(HD)症状の改善に効果を上げているという報告もあります。

さらに、ビタミンCには体内の活性酸素を消去する抗酸化作用や免疫機能増加作用があり、ガン予防効果があると注目されています。

ビタミンCに抗ガン作用

ビタミンCにはガン予防効果だけではなく、抗ガン作用があります。大量のビタミンCによる抗ガン作用は大きく、ビタミンCを使ったガン治療法に、高濃度ビタミンC 点滴療法によるガン治療があります。

大量のビタミンCを点滴投与することで、正常細胞は傷つけず、ガン細胞だけを選んで叩くという治療法です。人間のための新しいガン治療法ですが、既に一部の動物病院では犬や猫のガン治療に取り入れられています。
ビタミンCを抗ガン剤のように利用する高濃度ビタミンC 点滴療法は、副作用のほとんど見られない非常にリスクの少ない治療法とされています。

ビタミンCの積極的な摂取を!

前述のように、AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)が制定している犬の栄養基準にはビタミンCの項目はなく、市販されているどのドッグフード(ドライフード、缶詰などのウェットフード)も、ビタミンCの含有量を公表しておらず、ほとんどビタミンCは含まれていません。ビタミンCの含有量を公表しているドッグフードも一部ありますが、その含有量はフード1kg当り数10mgで、ビタミンCは含まれていないとしても間違いではないでしょう。

ドッグフードのみでビタミンCの摂取は期待できません。
そこで、私たちApple Dogは、もっと犬たちに積極的なビタミンCの摂取をおすすめします。

ビタミンC(アスコルビン酸)はグルコースを原料として工業的製造で作られ、サプリメントとしても多く市販されていますが、出来れば自然の食べ物から摂取したいものです。
野菜や果物の多くにビタミンCは豊富に含まれます。
私たちApple Dogがおすすめしたいのは、100%新鮮野菜の缶詰“ PUR Gemuse(PUR 野菜 )”です。ドイツの缶詰ですが、ドイツでは獣医師が処方する専門的な栄養食としても紹介されています。

ビタミンCをはじめとするビタミンやミネラル、抗酸化作用を持つ栄養素など、野菜にはドッグフードでは摂取できない貴重な栄養素が豊富に含まれています。

100%高品質で新鮮な野菜の缶詰“ PUR 野菜 ”全3種類

野菜の缶詰と聞くと、栄養価は大丈夫なの?と心配になりますが、缶詰野菜の栄養価は生鮮野菜と同等、もしくは栄養成分によっては優れている場合もあります。(※2014年の米国ミシガン州立大学の研究チームによる研究発表)

ビタミンCは熱に弱いというイメージがありますが、意外にもビタミンCは酸素に直接触れなければ熱に強く、190℃程度までの温度では分解されないといわれます。
缶詰は空気を除いて密封し、真空の状態で加熱殺菌しますから、ビタミンその他の栄養分が多く含まれていることが、多くの研究によって明らかにされています。

ビタミンCは水溶性のビタミンで、過剰摂取の心配はありません。ビタミンCを過剰摂取しても、過剰な量は尿中に排泄されます。
安心して愛犬に積極的にビタミンCを与えてください。そしてガンのリスクを低減していただければと思います。

ガン予防のポイントは、高たんぱく・低炭水化物フードに加えて、積極的なビタミンCの摂取にあります。
そしてまた、このガン予防のポイントはガン予防だけでなく、愛犬の免疫力を高め、健康で元気なからだを作ることになります。

野菜の缶詰“ PUR 野菜 ”は、食事の時にフードと一緒に与え、さらに食間におやつとして与えていただくことをおすすめします。そうすることで、一日中、ビタミンCの血中濃度を高く維持することができます。
野菜の缶詰“ PUR 野菜 ”のカロリーは、100g当り22.2kcal~26.1kcalと非常に低カロリーですから、太り過ぎをあまり気にせず与えることができます。